日本での薬剤師の誕生
日本では、明治以降の1870年、ドイツの医学が導入されたことによって医薬分業が入ってきて、薬剤師が誕生しました。
この当時、薬は悪徳業者によって薄められていたり、偽物になっていたりすることが多かったうえ、医師に診察して薬をもらうには料金が高過ぎ、一般市民は体調が悪くても医師に診てもらうことができませんでした。
そのため明治政府は、医薬分業を取り入れることで、薬の質の向上と価格の下落を行なおうとしました。
こうして1874年、明治政府が医制と呼ばれる、医師や薬剤師の教育や免許制度を定めた制度を制定したことで、日本でも薬剤師が公に登場します。
その後は、1889年に「薬品営業並薬品取扱規則」が成立し、薬剤師や薬局の制度を定めます。
ところが、日本では医師が調剤することが普通だった歴史が長かったことで、この法律には医師が事故調剤できる附則が出来てしまったりして、なかなか薬剤師による調剤は定着しませんでした。
しかしその後、医師法や歯科医師法、薬剤師法や薬事法が徐々に制定されていき、そして1951年、ようやく薬事法が一部改正され、医師は処方箋発行のみが義務付けられるようになりました。
2012年02月09日 |
カテゴリ: 薬剤師